なみのこえ 気仙沼に投稿された感想・評価 - 3ページ目

『なみのこえ 気仙沼』に投稿された感想・評価

極楽蝶

極楽蝶の感想・評価

3.5

映画の大概な感想は東北三部作の第一作「なみのおと」と同じ。
この作品で注目したのは、最後から一つ前(だったかなぁ?)の気仙沼で事業(潜水関係だったかなぁ)をしているご夫婦のインタビュー。インタビュー…

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劇場に心地よい空気が流れていた。大変意義のあるドキュメンタリーだと思ったし、何故これを残そうと思ったのか、物語を継承するという意味でも作家本人のテーマと直結している

濱口竜介監督特集「言葉と乗り物」にて。

固有の店名(マンボ?)はいきなり聞いても「知らんがな」と反応してしまう。美容室の話も出たり、今回はよりこれからの生活の話が多く、このインタビューの意義を強く…

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su

suの感想・評価

4.0

カメラは固定な事が多いし対話がメインなので単調に感じたり退屈に思える瞬間もあるけど、

真正面から表情を撮った映像に切り替わる瞬間とか、3.11を振り返りながらの会話とか、ハッとさせれるような映画的…

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「聴」という漢字には耳で聴く、目で聴く、心で聴く、の意味が込められているんだとか。
小学生だったか中学生だったかの頃、国語の授業でそう教わったことをいつまでも覚えている。
Sari

Sariの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

【濱口竜介監督特集:言葉と乗り物】にて
酒井耕、濱口竜介が共同監督した東北記録映画3部作の第2部で、『なみのこえ 新地町』との連作。
東日本大震災から1年近く経った、2012年1月から2013年3月…

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浮浪者

浮浪者の感想・評価

3.3
陳腐化する形式、そのまま記憶の行く末に当てはまる。蔑ろにされ、慣れきった怠惰によってしか延命されない固有形式。対面と正面の不可解な固執と、聞くと話すが安易に成立しすぎる気配のなかで。

選ばれる二人の関係性が必ず家族なのが、濱口さんらしいところな気がした。
夫婦とか、兄弟とか、まあ結婚してなくてもカップルだとか、分かち難い関係性にある他人同士が、どう結び付いていて、またはどう結び付…

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ここにおさめられているのは、教訓や道徳などとは無縁の、市井の人びとたちによる単なる会話。なのだが、それをただ受け止めることの出来るドキュメンタリーがどれだけあろうか。
なので、どれもこう言っては何だ…

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