映画観るイヌ

嗤う分身の映画観るイヌのレビュー・感想・評価

嗤う分身(2013年製作の映画)
5.0
ずっと悪い夢をみているようだった。
この世界線の主導権を握る何者かが見せたい部分にしか光を当てないから、私の体はずっと画面の闇に浸かっていた。

うまく言葉に出来ないんだけど、ふすまを開けても開けても畳が続く筒井康隆や、いつの間にか自分と他人が入れ替わってる安部公房と同じ世界観を感じる。

ここ最近でいちばんの怪奇を味わいました。