ヒロオ

嗤う分身のヒロオのレビュー・感想・評価

嗤う分身(2013年製作の映画)
4.0
独特な世界観で難しい作品だったけど、面白かった。

主人公とヒロイン以外はほぼ年配の人が登場人物となっていて、小道具等も70年代くらいのデザインを思わせる。
だから、主人公とヒロインの存在がいい意味で浮いていて、まるで二人にはわかりあえる人が他にないように見える。

途中から出てくる分身の存在が現実なのか実は架空のか、どう捉えていいかわからなかった。
分身に自分の居場所を奪われていくわけだけど、自分と同じ人が現れたら、自分を自分だと証明することが難しいなと感じた。
アイデンティティがテーマの1つではあると思う。
ヒロオ

ヒロオ