こうだい

わたしの名前は...のこうだいのレビュー・感想・評価

わたしの名前は...(2013年製作の映画)
1.5
ファッション・デザイナーとして知られるアニエスベーが、アニエス・トゥルブレという本名で初監督した珠玉の作品!
これまでにハーモニー・コリン作品のプロデュースや、デヴィッド・リンチ監督作品『マルホランド・ドライブ』やクエンティン・タランティーノ監督作品『パルプ・フィクション』など数々の映画で衣装をデザインするなど、映画に情熱を注ぎ続けてきたアニエスベーが、満を持して自身の作品を製作。いくつもの素材で洋服を仕立てるように、様々なカメラで撮影された異なる映像のテクスチャーによりスケッチを重ねていく!

【内容】
家を飛び出した少女と、トラック運転手。奇妙なふたりのロードムービー。映画は、あっと驚く結末へ向かって進んでいく。主人公の12歳の少女は父親から虐待を受けていた。ある日、学校の遠足で出かけた海辺で偶然停まっていたトラックに乗り込んだ彼女は、スコットランド人のトラック運転手と共に逃避行に出る。フランス語と英語、言葉が通じない2人は、次第に心を通わせていくが…。

予想通りの展開で進んでいくのだが、ラストが胸糞悪過ぎる。どうしたらあんなに後味が悪くなるのだろうか。あとワンカットが微妙に長いせいで間延びしており、観ていて退屈。また、監督がデザイナーということで映像が綺麗なのかと思いきや、そうでもない。古いフィルム感を出したり、所々で静止画を挿入したりと、工夫はしているのだろうが、空回りしている印象。必要性を感じない。あと、音楽はザ・フランスって感じ。
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