Filmarks同志! マンセー!マンセー!マンセー!
(^▽^;)
興収も、レンタルの回転もイマイチだということで。武蔵野館さんは入ってると言ってたんだけど。。。荒削りではあるけど、とてもいい作品だから観ないのは勿体無いと思いますよ。
家族を装い、韓国で活動を続ける北朝鮮の工作員たちが、堕落した資本主義の見本のようなお隣さんと触れ合うことで、人間らしく生きること考え始めてって話。
キム・ギドク製作・脚本ですから、朝鮮半島問題を主軸に、やっぱり神学的な《贖罪》がベースにあるわけですが、今回の監督は観やすいし解りやすい。
でも歪さはやっぱりあって(編集はキム・ギドクらしい)異様なテンポに度々「ヘッ?」ってなりましたが笑。
前半はダークなコメディなのに、同じコメディ要素でも時間が経つにつれ笑えなくなるんだから、巧いなぁと感心します。
お隣さんや党との関係の変化が、形だけの疑似家族にも変化を与え、精神的な繋がりを深めることで贖罪に苛まれる。そして会話に出てきたある行為によって、物理的にも繋がっていく様は、やっぱり胸が打たれましたよ。
繰り返し出て来る『敬う』と言うセリフ。ほんと、これにつきますよ。イデオロギーの違いは厄介ですけど、本当の問題は互いの違いを尊重し理解しようと出来るかなんですよね。
人を構築するのは人種や民族やではなく、自分を取り巻く環境なんですが、それでいて産まれ落ちる場所は選べないってんですから神も仏もあったもんじゃない。
悪いのはみ〜んな、為政者共だっ!
ファッキュ━━━( ゚Д゚)凸━━━ !!
失礼しました。作りがいいとは言いがたいですけど、韓国特有の地理的社会性や、突出したダークコメディは相変わらず高レベルで味わえますし、いい作品なんですがねぇ、観てみませんか?笑