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インセプションの替え玉無料のレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.2
夢の中の世界観が現実世界に忠実すぎて退屈だった。でも、大概の大人というのはもう現実に染まっているから夢の中でも現実の中から抜け出せないのかもしれない。もっと白亜紀とか中世とかスターウォーズの世界に入り込んでいても良いと思う夢なのだから。
クリストファー・ノーラン作品としては大人同士が複雑怪奇な多層構造の夢の世界でやり合っている方が合っているなとは思いました。
最後のシーンで独楽が回り続けて夢なのか現実なのか分からなくさせるのがトッド・フィリップス監督のジョーカーのオチにも同じような手法が用いられていたのを思い出しました。この表現が好きな理由は、観終わった後頭の中で最後のシーンは夢の中なのか現実なのか映画全体を振り返るので記憶に残りやすいからです。さらに一緒に観た人が居たら帰りにあれはどっちだったのだろうかと議論できるのも楽しいので好きです。
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