あお

インセプションのあおのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
3.8
独特のスピード感とアクションはありつつも、じっくりヒューマンストーリーを見せてくる、落ち着いた作風。せっかくの壮大な話にもかかわらず、主人公夫婦の物語の比重が高すぎるかなと。もう少し時空間の関係やインセプションの本質に重きを置けば、夫婦の話はアクセントとしてより生きただろうに(でもこの比重だからこそ、コブの最後の選択が締まったのだろうか)。
…と、これだと★3.5程度だったのが、ミッション終了後のシーンに感激してポイント急上昇。短尺(5分程度?)で情報量は最低限だが、不足はなく鑑賞後の多幸感は半端ない。かつ冗長さは1ミリもなく、このまとめ方はさすがとしか言いようがない。
ラストも憎いタイミングで切れますねぇ。

夢の階層を段々と潜っていく仕組みや、各階層で起こる数々の現象や仕掛けは “わかったようなわからないようなわかったような…いややはりわからない”といったところ笑

謙さんがこんなに出ずっぱとは👏(ほぼ負傷してるけど)
あお

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