グリパス

インセプションのグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ノーラン作品3作品目の中では1番わかりやすい時間の使い方と夢の中に夢を見させる構図の面白さとその発想の豊かさはほんとにすごいと思う
唯一無二の世界観でSF色の強目で妻を亡くした主人公の更生とうまく絡めながら話が展開されていくその秀逸さはインターステラー同様素晴らしいと思う
ノーラン作品は最初に乗れるかどうかで面白さが変わる気がする
そもそも理解するのに時間がかかるから2時間を超える理由もわかる
夢の中で情報を抜くスペシャリストの主人公が夢の中で妻を見て任務を台無しにするところから始まるが夢が何層にもなっていて情報量が一気に来るのが凄まじかった
渡辺謙が扮するキャラが夢の中で標的の潜在意識に考えを植え付けるというインセプションを主人公に依頼するところからそのために必要な人物を集めるのはワクワクした
その後に夢の中の設定をバンバン入れてくるがそれを考えることのできる想像力がほんとに凄い
実際にあることなんじゃないかと思うくらい設定が緻密で最後まで活かされるようになっているのが凄い
車が落ちているところの時間の使い方が1番凄いと思った
ロバートを拉致するところからホテルのところに行くシーンが若干ダレたなと思った
最後の主人公が妻からの呪縛から解放されるのとサイトーを助ける展開はアツかった
任務である標的が親子の絆を取り戻すところやサイトーがコブとの約束を守るところは少しあたたかい気持ちになる
インターステラーも最後感動するシーンがあるので人物描写と感情移入させるのが上手
最後は駒が落ちそうで落ちず回り続けるのはまだ夢の世界ってことなの?
どういうことなんって思ったw
作品が終わっても考える余地与えてくれるからこの作品好き
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