お利口なファック野郎

インセプションのお利口なファック野郎のネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

設定が面白すぎる
“夢”という誰もが体験したことはあるが誰も理解しきれてないものをテーマにここまで創造できるノーランは天才すぎる
設定を最大限活かした映画作りが最高すぎます

単なるスパイ映画ではなく、夢に入り込んで情報を盗むという新しい設定とその世界観に引き込まれた
特に序盤の地面が頭上にくるシーンと、重力の向きが変わる中でのアクションシーンが良かった。こういう夢やからこそ成り立つ、普段見ることない演出が色々あって楽しめた

その上、主人公コブの過去にも焦点が当てられてた所も良かった。現実に戻るために言った言葉がインセプションになって、現実に戻ってからも妻を苦しめることになるの辛すぎる


終盤のロバートが撃たれて作戦が失敗に終わったかと思ったけど、更にもう一回層深い夢に入ることで時間を稼ぐ展開が好き
凡な映画やったらあそこで成功して終わりやろうけど、ちゃんと展開した上でコブがモルへの気持ちを整理し前に進むことができて良かった。
綺麗な終わり方でエンドロールが心地良かった