すずむら

インセプションのすずむらのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.5
何回も観ているけど、観れば観るほど理解が深まるというか構造が理解できるというか、そんなノーラン作品のひとつ。
個人的に大好きな作品のひとつ。
初めて観たときの衝撃がすごかったのよね。

みんなで共有して夢の中の夢に潜り込むとか、そこに潜在意識を加えた表現とか、そこからなにかを抜き取るとか植え付けるとか、まずその発想よね、ノーランさん。
冷静に考えてすごいよね。
それをこんなにもおもしろく映像化してしまうとか、ほんとにすごいよね(何回でも言う)

やっぱりコブとモルの関係が切ないよ。
最後は「いっしょに歳を取ったじゃないか」って、これが植え付けになるのかわからないけど、二人の愛に泣いてしまう。
しかしそんな夢の中で二人っきりの世界で、数年でも飽きちゃう気がするのに50年も過ごしてつまんなくない?!って、観てる途中夢のないことを思ってしまったわたし。

そして思うのは一番いい仕事してるのってトムハーディ演じるイームスよね。
彼の心理的誘導が超重要だし第3階層でめちゃくちゃ戦ってくれてるし。グッジョブイームス。

そしてなんと言ってもラストの解釈。
個人的には、コブはちゃんと現実世界に戻ってきていて、子どもたちとこれから幸せ暮らすんだという未来であると思っている。
そう願っている。

いやーほんとにおもしろい!!
ノーラン作品のなかで1位2位を争うくらい大好きな作品です。
すずむら

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