おもれ〜！ハリウッドとかSFとかクリストファーノーランに期待するものが全部出てきた感じある。ファミレス？
冒頭から冗長な説明を、不親切一歩手前まで省きつつ、徐々に世界観を明かしていく（=没入させていく）のはストーリーテリングの妙という感じがある。気になって見ているうちにのめり込んでいく。
読み取ったメッセージはそんなに深いものではなかった。過去に囚われていた方が幸福だと感じてしまう場合、自ら進んで囚われてしまう人もいるよね、ということで『マトリックス』ブルーピル版とも言える。結局乗り越えて現実を見ることを受け入れるわけだけど、それも都合のいい夢だったら……
とはいえ、現実を見る（甘い夢を見ない）というコブの選択を可能にしたものはなんなのか気になる。マッチョイズムか？そんな簡単な話では無い気もするが。
