2年もの潜入捜査でサンティアゴの信用を獲得したマイケルは、しかし、身元がばれて飛行中の航空機で銃撃戦ののちに3000フィートの高さから突き落とされた。運良く一命を取り留めたマイケルだったが、今度は恋人のロシータを人質にとられ、なおかつCIAからも命を狙われる……という物語なんだけど、正直一体何がトラブルのモトなのか途中まで判らなかったし、何よりサンティアゴが部下を大勢抱えているような男に感じられなかったトコロが残念。
むしろ、飛行中の飛行機でドアを開放して普通に殴り合ってるとか、3000フィートから突き落とされて生きてるとか、イロイロあり得なさ過ぎるトコロは一体どう捉えればいいものか……しかも、ケッキョク金ガメてんじゃんマイケル、なオチって一体……君は被害者じゃなかったのかマイケル、サンティアゴにうっかり感情移入しちゃった潜入捜査官の役じゃなかったのかマイケル (苦笑)。
勢いもテンポも見せ方もヨカッタだけに、このトンデモ設定が全てをぶち壊してしまったという、そんな残念な一作。
