ゆっきー

バーフライのゆっきーのレビュー・感想・評価

バーフライ(1987年製作の映画)
3.5
酔いどれ詩人で喧嘩に明け暮れて、常にヘロヘロのニンゲンの屑っぷりをミッキー・ロークが演じてて、周りのバーの常連どもも、すげー屑で、町も閑散としてて、すげークソみたいな汚ねぇ人生で、何も起きなくて、すげー面白かった。

ロビー・ミューラーの撮影も見事で、オープニングの閑散とした通りの外から、カメラが誰もいないバーの中に入っていくカットが良かった。PTAの『ブギーナイツ』を思い出す。まぁ、こっちの方が先だけど。

ヒューストンの『ファット・シティ』も思い出したが、見ててどっちが人生が嫌になるかと言ったら、断然『ファット・シティ』です。 こっちは、クソなりにちょっとほっこりしてしまうのが、アレっす。

ラストは嫉妬した女同士のドツキ合いが見れて、『ルームメイト』と同じクライマックスだもんで、これがシュローダーの作家性なのか!?とか思いながら見てました。
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