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さよなら、アドルフのmamamimiのネタバレレビュー・内容・結末

さよなら、アドルフ(2012年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ナチスの隊員だった父親が、ヒトラーが死に戦争が終わり危うい立場になり、捕まってしまう。
母も乱暴されたり、身の危険を感じ、子供たちに祖母の家に行くように金銭を集めて渡し、自ら投降した。終戦のドイツ側の人がどんな感じだったのか初めて知った。
昨日まで熱狂的に信じていたものが全く信じられなくなったり酷いことをしていたのを知り、混乱と不安が伝わってきた。
道中もナチスの味方だったからなのか、みんな自分のことでいっぱいなのか、周りの人はすごく冷たいし、食料を分けてもらうのも身銭を切ったり、殺された死体を見つけたり。旅がハードすぎる。
途中からついてきたユダヤ人の青年にいろいろ助けられながら、祖母の家へ。
双子の弟の一人が見張の兵士に撃たれ亡くなってしまいかなり衝撃だった。
青年は途中で去ってしまい、祖母宅へたどり着いてよかったけど、やっぱり世代の違うおばあちゃんは厳しいし、それに反抗する長女、鹿の置物を壊すシーンも何か価値観の崩壊を表していそうで色々考えさせられた。
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