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ドン・ジョンのnaomiのレビュー・感想・評価

ドン・ジョン(2013年製作の映画)
3.0
男が求めるSEXはポルノをそのまま映したもの。それは絶対女からしたらありえない。作り物だし、女性を道具としか扱ってない。観るのは自由だし勝手だけど、あの中のことを彼女がするのが当たり前だと思ったり、強要するのは完全にナシ。
そんなものに囚われていたら、そりゃまともな恋愛なんでできるわけない。当たり前だわ。
それにたくさん出てくるポルノ映像が、正直タジタジと言うか、不快…。また映画のポルノ動画の描写が笑っちゃうくらい下品だから、拍車がかかる。

ジョセフ・ゴードン・レヴィットがプレイボーイの役は、すごく違和感あった。今まで彼が出演してきた作品の中で最も似合わない。しかも選りに選って、自分の監督作品(笑)
でも、初めて本当のsexを経験した後、ドン・ジョンが元彼女バーバラに会った時の表情は穏やかな思いやりに溢れていた。クラブで女をひっかけてた頃とは別人。
この演じ分け方ができるジョセフはすごいなぁ。本物の恋愛関係や愛情を知っているからこそなんだろうと思った。彼が監督、主演してまで伝えたかったこと。最後には分かった気がする。

作品としては、女性よりも男性に観てほしいかな。男性は色んな意味で、共感するところがたくさんありそう。
女性目線なら、バーバラの彼氏を言うなりにさせたい一方的な性格が教訓になる。こういう女は男を捨てたつもりでも、実は自分が捨てられている。
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