ひれんじゃく

ホドロフスキーのDUNEのひれんじゃくのレビュー・感想・評価

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)
4.7
アマプラにもきたし、共に原作を履修した友達と今度応援上映もするしちょっと復習しとくか!と適当に見始めたらめちゃくちゃ面白くて震えている。この人が撮ったDUNEみたすぎる。ダリが皇帝を?!!?!!!?ミックジャガーがフェイドラウサでオーソンウェルズがハルコンネン男爵を演じてギーガーがデザイナー陣営にいてピンク・フロイドが劇中歌を?!!?!!!?!!オタクが考えたみたいな人選に腹を抱えて笑い転げたが広辞苑みたいな分厚さの絵コンテ集を見て真顔になるしかなかった。そもそもが薬物で覆われている惑星、アラキスをあの超サイケデリックな画風でみたかった………みたかったよ………………

終始監督が子供のようなテンションで喋り散らかしてて聞いているだけでも楽しかったし運命の出会いしすぎて笑ったし映画会社は揃って「企画は非常に素晴らしいが何が何でもこいつに監督やらしたらあかん」としか言わないしでドキュメンタリーとは思えない満足感。原作読んでててよかった。こうやって何かに人生捧げるくらい打ち込んで、熱意を燃やす生き方してみてえ〜〜〜!!!!!!人生すごく楽しそうで大変いいなと思った。

そしてデヴィッド・リンチ作のDUNEを見てあまりの駄作っぷりに喜んでるところで申し訳ないけど笑った。そっちも見たいなあ…………あの鈍器みたいな絵コンテから色んなところに撒き散らされた種が一気に芽吹いてる感(パクられたともいう)も大変興奮した。それはそれとして遂にやってくれたんですよね、ドゥニ・ヴィルヌーブが………………
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