ローマおばさん

ホドロフスキーのDUNEのローマおばさんのレビュー・感想・評価

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)
4.2
映画ってこうやって出来ていくんだなぁ...としみじみ実感したドキュメンタリー。

とある社会人の場合。ビジネスチャンスを思いつき、手のこんだ企画書つくって上司に見せる。「面白そうなんだけどちょっと無理かなー」とボツる。根回し重要だなと反省。これくらいで終わりそうなもんだが、映画製作だとこれの100万倍のスケールだから洒落ならん。あのロック歌手に出演依頼しちゃったし、有名漫画家にもデザイン書いてもらっちゃったし..もう後に引けないよどうしますの!と。

ボツになる過程をホドロフスキー自身が語るんだけども、これが聞いてて飽きない。それくらい上手。落語家かよっていうほどに軽快。ボツった企画が他監督によって映画化され、失意の中劇場に観にいったら、つまんなすぎて元気でたとか。話がネタ化してます。この監督みてたらホーリーマウンテンやエルトポ観て笑ってしまったのは決して間違ってなかったと思った。
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