taominicoco

パラダイス 愛のtaominicocoのレビュー・感想・評価

パラダイス 愛(2012年製作の映画)
-
冬のアマプラ100円セールで3部作をレンタルしましたが…。
何とも評価しにくい作品でした。
あと2作観れるだろうか😅

監督が皮肉を込めて描く、白人女性の愚かさと、ケニアの黒人男性の狡猾さがかなり不快で、そして下品です。

だけど、ドキュメンタリータッチの絵面は不思議な魅力があって、結局、最後まで観てしまいました。


本作「愛」の主人公は、オーストリアのシングルマザーのテレサ。

50代の巨漢のテレサが、乱暴に言うと、ケニアで男を漁ります。

金と欲だけの割り切った関係を求めるならまだしも、相手に愛を求めているから厄介というか、そりゃ無理だろう…と、わたしの心は冷めてました。

「若い男の愛が欲しい。アフリカの男なら(白人とSEXしたいだろうから)こんな年増のわたしも愛してくれるかも!」というテレサの思惑が透けて見えて、不快。

三段腹どころか、五段、六段と脂肪がたっぷりついた腹や、セルライトが遠目でもわかるお尻や太ももを惜しげもなく披露している女優さんの心意気は、すごいと思いますが……。

テレサとして置き換えると、愛うんぬんより、健康に留意した方がいいと、余計なお世話を焼きたくなります。
あの体型で、成人病を患っていないはずがない笑


テレサの誕生日、ホテルで知り合った欧州オバサン集団が、プレゼントとして金で買った男に裸で変なダンスをさせたり、イチモツにリボンかけたり、誰が一番に勃たせるか勝負して喜ぶ姿が、めちゃくちゃ痛い……。


終いには、ホテルの若いボーイを連れてきて抱くように迫るも「できません」と連呼され傷つき、ボーイを罵倒して帰すというお粗末さ。

ホテルのボーイの反応が現実ですよ。
「お金もらっても、無理っす。」って感じかな笑

わたしも充分オバサンだけど、こうなったらおしまいだなぁと思ったし、絶対こうはなりたくない。

人に勧めたい作品ではないけど、色んな意味でパンチはありました。
taominicoco

taominicoco