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パラダイス 神のordinalのネタバレレビュー・内容・結末

パラダイス 神(2012年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと怖い。
汝の隣人を愛さないといけないのでは?
主人公の女性は信仰心を強く持ちすぎて教えの意味をはき違えている気がする。
数人でテーブルを囲み聖歌を歌うシーンでは、観者がイエス目線になっているため責任転嫁されたような、急に他人事ではない様に思えてきてしまうという効果を感じた。
放射線技師である彼女は人の身体は見透かせても、行き過ぎた信仰心によって人の心を読むことができないという対比があるように思える。また、画面のシンメトリーが意識された人物の後ろ姿の画が頻出し、食べているものや見ているものを観者が見られないもどかしさが、登場人物による裸体見たさに重ねられているように感じられる。
車イスなど"足"を女に取り上げられた男が仕方無くほふく前進するシーンでは、追う逃げるの立場は逆だが「ミザリー」が想起された🪓
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