Donatello

祝宴!シェフのDonatelloのレビュー・感想・評価

祝宴!シェフ(2013年製作の映画)
3.3
伝説の料理人の娘なのに、料理が嫌いで、モデルやってる女の子が、紆余曲折を経て、祝宴料理コンテストに出場する姿を描く、料理系スポ根もの…かと思ったら、ほぼ8割がた他力本願というとても楽しい台湾の映画です。
楽しいかどうかは所詮主観ですけども。

自分、台湾には台北しか行ったことないので、台南とか台中の文化がイマイチわからないですが、もうね「なんだその料理!」の連続。
見たことありますか?鶏の中にスッポンが入った料理。食べたくない。全然食べたくない。料理の映画でね、こんなに「出されりゃ取り敢えず箸つけるけど」的な料理ばかりの映画も大変珍しいんじゃなかろうか。
あ、美味しそうだなって思ったのが普通に蓮根のハサミ揚げっていうね。

で、ちょっと金城武系のイケメンぽい俳優さんが出てきますが、男に興味ないんで別にどうでも良いんですけど、この人が作る料理はまぁまぁ食べたいんですよ。

んでどんな料理にもそのルーツがあるんですけど、いちいち誇大。無駄に歴史遡る遡る。

審査員が料理を審査するにあたっての品評具合なんてアレです。もう彦摩呂さんとか、完全にマイナーリーグ行きの、大体大袈裟な感じです。

…っていう映画です。

料理の映画でね、料理に期待しないと楽しい、そういう意味で楽しい映画ですよええ。
Donatello

Donatello