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抱きしめたい 真実の物語のtakerattaのネタバレレビュー・内容・結末

抱きしめたい 真実の物語(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

実話ベース。2014年作品。
プライムビデオにて鑑賞。

パッケージデザインから、悲運の花嫁系かな?程度で鑑賞。


網走はあんなに雪深いのかと、道民の親類はほぼ札幌市内なので、しばれる冬の北海道の雪をなめたらいかんのは知っていたが驚いた。

余談 :
幾つか似たストーリーが存在してて、余命1年の〜とか、余命◯ヶ月の〜とか。

自分も全然売れない物書きしてるけども、
原稿著作権取らず、売り切ってしまったのかなと思うと、
内容が薄っぺらいと批判的な、ドライな感想書く人もいるかもしれない。


法律詳しく無い人は、私も含め、書き始めて応募する様になりながら、学んだけど

著作権法 26条,27条,28条
著作人格権とか、著作隣接権、放棄してるっぽいかな?

でもドラマのTBS、流石にそこまではせず、製作委員会きちんと広告代理店も入れて、作ってますね。
原作者やご家族が報われるとよいですね。


何が言いたいかというと、
500万でシナリオ買うよ。

ただ、原作者であるだけ、著作権は買い取らせてくれと。印税よこせ!と言うな!となってるかなと。

件の、昭和平成頃の、子供向けの歌の、
およげ!たいやきくんを版権握らずに、売ったため、
白いフォークギター一本と束1(100万円)程度で

印税を全てTV局に捧げちまった
残念な歌い手みたいな事は、
現実この令和もある。

物書き用アプリ系や、
新人シナリオライターの賞獲りは、これがシビアにある。

著名な脚本家先生に読んで頂き、許可無く作り替えられ、何も出来ない別物でも、権利はドラマ制作会社だろうし、
映画の制作会社の印税収益になる。

名を売ってもらってなんぼは確かにある。
辛い話だが。

その後、二次創作で、漫画コミック化、ノベライズ、アニメ、TVドラマ化、
からの、ヒットして劇場版、映画と
ノベルティや、フォトブックなど、

全ての権利物の印税収入が、多分
原作者には、最初のニコぽんの束5(500万円)で
方が付いてる。

それ風な、描き方は仕方ないとしたとしても、

本題 :

歩けてた人が、何かで歩けなくなり車椅子。

あー、それ、正に私だーとね。
そこを受け入れるまでにものすごい精神力が必要なのを
他人はほぼ知らない。知りたくもないよね。

自分には関係ないから。


掃除を独り片手で車椅子でかけてる所に、
義理の父が来訪して、

出されたお茶をひと飲みだけで、何だか、
妊婦を気遣って帰る、不器用さの男って

道民に限らず、地域限定でなく、
そして己も含め、反省した。笑

愛は言葉で伝えなきゃ!だね。


シングルファーザーとして生きる道を
葛藤しながら描くストーリーの
続きは、次回作が無い。

何故なら現実の悲運の話だから。

泣いても泣いても、歩けないし、蘇って
ハグももう出来ないと思うと
悲し過ぎて頭爆発しそうになるなぁと。

他人事に思えず、元カノの骨壷抱きしめて
高校時代に、目が腫れて、眼鏡のレンズに瞼が付く程、泣き腫らした時を思い出して

二度三度泣きしてしまった。

愛の証としての、子は鎹(かすがい)とも言うけれど
子が出来ても、離婚する親もいる。

すごい時代だし、ちびっ子が元気に夢持って、未来を安心安全に暮らせるように、
私らオッサンがまだまだ、社会にしないとならない課題って多いなと反省も。

北川さん、左麻痺の演技は、自分も左なので
よく演じられてるなと。

ラスト手前で、言葉足らずなシーンだけど
女と会ってて元カノと聞かされ、
泣きべそかきながらも、妬きもち焼くシーンとか
ああいうめんどくさいところとか、案外可愛いと思ってしまった。

嫌いだったら妬きもち妬かないものね。
最近の若い方は、3ヶ月お付き合いは、長いんだそうで。汗。
私はビビります。

案外、振られ撃墜撃沈した後も、
男の人って結構、引き摺りがち。汗汗
そんな、ころころ女の人変えられるジゴロではないので。(土下座、自分、不器用ですからw)

子が成長するとともに、親も、親1年生、2年生となるのかな?と思えば

自分は捨て子で親居なかったから、孤児院だったなと
成長のパラメータやメルクマールになる、身近な大人を、
成長してから見つけたのは、
神さまを蹴飛ばし返したのかも知れないな。

そして、父も母も、もう昔に亡くなり、

愛想の無い、他家の嫁に嫁いだ妹とは、
遺産相続以外は、全く疎遠に。介助すら無いどころか連絡先知らん。爆笑

遠い親戚より身近な他人。

子が産まれる時にあんなに人が集まって、
出産を待っててくれるシーンで
私だけ号泣。

人生で、1日だけとは、贅沢言わないけど
30分だけでも、祝福される時があれば
私は、幸せなのかもなぁ。

- 人は独りでは生きてゆけない!
(愛もお金も命も大切!)
- 愛は言葉で、伝える。
(物で釣らない。大汗)
- 美味しい外食はたまにはいいよね
(メッシー化(平成か?!)要注意。滝汗)

色々考えさせられる一作。

今彼が、北川さんの旦那さまになられた、
ロックシンガーだったのでクスッとしてしまったよ。

悲運を乗り越えて行くには手を取り合って生きてゆくほかないよね。
そこは再確認して、投げやりな普段を猛省中。

大切な方と一緒に鑑賞を、お勧めします。

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監督 - 塩田明彦
企画プロデュース - 平野隆
脚本 - 斉藤ひろし・塩田明彦
音楽 - 村松崇継
主題歌 - 安室奈美恵「TSUKI」(Dimension Point)
エグゼクティブプロデューサー - 田代秀樹
プロデューサー - 下田淳行、田中敦、辻本珠子
撮影 - 喜久村徳章
照明 - 永田英則
美術 - 清水剛
録音 - 井家眞紀夫
ビデオエンジニア(VE) - 鏡原圭吾
編集 - 佐藤崇
スクリプター - 柳沼由加里
助監督 - 李相國
製作担当 - 石井仁朗
アソシエイト・プロデューサー - 山田昌伸
ライン・プロデューサー - 及川義幸
企画協力 - HBC北海道放送「記憶障害の花嫁 最期のほほえみ」
スペシャルサンクス - 小柳雅己、小柳和実、小柳昭雄、小柳久子
制作プロダクション - ツインズジャパン
配給 - 東宝
製作 - 「抱きしめたい」製作委員会
(TBSテレビ、東宝、ジェイ・ストーム、電通、毎日放送、中部日本放送、ハピネット、ツインズジャパン、北海道放送、RKB毎日放送、小学館、WOWOW、朝日新聞社、GYAO、日本出版販売)
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