あらすじ:困難を乗り越える秘訣?耐える力、落ち着く力、そして頼れる仲間の力だ。あと筋力と筋力と筋力だな。
わざと収監されて脱獄することで、当該ムショの不備を指摘する、抜き打ち脱獄試験官のスタローン。今回の標的はヤバかったけどまぁいけましたわ!というお話。
序盤、割とギミック重視の真剣な脱獄モノに見えましたが、蓋を開ければとってもキャノンフィルムズな筋肉映画でしたね!笑
ん~シュワはいくつになっても棒読みですねぇ。彼に頭脳派を演じさせると、一言しゃべる度にどんどんシリアスさが失われていくんですわ(あ、ドイツ語でわめいてたところだけはうまかった!)…笑
しかしそこはスタローン印、そんなシュワの“魅力”を熟知しています。『コマンドー』を彷彿とさせるオール着弾ゼロ被弾で盛り上げ、挙げ句捨て台詞までプレゼント☆大根な上に筋トレまでもサボってる分際でおいしいとこだけ貰っちゃうシュワの厚かましさと、大海原と見紛うスタローンの度量の広さがうかがえますな!
敵さんはね、結局ただのスタローンファンだったホブスを筆頭に弱過ぎて、いつもの緊張感ゼロ問題がありますね。脱獄するんですからねぇ、いくら筋肉があるからって緊張感ゼロはさすがにね…笑。あ、全編イライラしてた看守長のヴィニー・ジョーンズはどハマりでしたね☆
ちなみにラストに一捻りあるんですが、そこもシュワの演技のせいで微妙だったり…と、シュワのたるんだ役者精神が目に余る作品でしたが、スタローンのだらだらと長いお口直しがあるので、オールオッケーなのです♪笑