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白ゆき姫殺人事件のmasaのレビュー・感想・評価

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)
3.5
最近湊かなえの小説にハマっていて(今更だけど)、片っ端から作品読んでいて、これも既読。
ドラマになったのはいろいろあるけど、映画になったのは、これと、「少女」と「母性」位じゃないかな。
やっぱりこの人の作品は映画より、小説の方が面白いと感じてしまう。

今観るとSNSの掲示板とか古い感じもするけど、構成的に斬新な作品。
犯人は最初の段階でなんとなく分かってしまったが。

人里離れた山中で10か所以上を刺され、焼かれた死体が発見される。
殺害されたのは典子(菜々緒)で、容疑者は化粧品会社のOL城野美姫(井上真央)。
テレビディレクターの赤星雄治(綾野剛)は、美姫の同僚、家族、幼なじみなどに取材。
典子が美姫の同期入社で、美人で評判だった一方、美姫は地味で目立たない存在だったことが報道され……

『告白』などの原作者・湊かなえの小説を基に、美人OLの殺害容疑を掛けられた女性をめぐって人間の悪意を浮き彫りにしていくサスペンスドラマ。
報道によって浮かび上がる容疑者像をきっかけに、インターネット上での匿名の中傷やマスコミの暴走など現代社会の闇が描かれる。

井上真央と、貫地谷しほりの幼なじみの友情が最後心に響いた。
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