インターネットでの誹謗中傷、ワイドショーの悪質さなどがイヤな感じで描かれてますが、私としては一番嫌いなのは綾野剛でもネットの不特定多数でもなく谷村美月。こいつ一番たちが悪い。
原作も読んだんですが、地の文とネットの掲示板の文が別に書かれていて若干対応させづらかったです。
その点この映画では綾野剛が書き込みしててその周りに返信が浮かぶ演出でとても見易い。
文章よりも映像向けの作品だと思います。
しかし映像にすると菜々緒は美人（これは良い）で井上真央は印象に残らない顔（いや、美人だろ）、とあって無理がある。子役も皆可愛いのに俯いて服がダサい子がブス、のようになる。
かと言って森三中の人とかが演じると「ハンサム・スーツ」のようなコメディになってしまう。
映像世界での美人・不美人は扱いづらい要素なんだろうと思う。
