ひガガガ

NOのひガガガのレビュー・感想・評価

NO(2012年製作の映画)
3.5
ビンテージカメラで撮影された映像はその当時のビデオを見ているように錯覚させられた。

内戦の過激な描写とレネが提案した喜びとユーモアがつまったCMは相対的ではあるが、イデオロギー的にはレネの方がNOの運動を国民に自発的にさせるという結果で、より強力な力を持っていたように感じる。

ピノチェトが持ち込んだ広告でピノチェトが敗れるというなんとも皮肉めいた内容は風刺がききまくり。

映画のあとで広告のなかで流れていたチーリッ!ってみんなで歌っている曲が頭のなかで離れないのは、もう監督の思うつぼかも(笑)
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