泣ける泣けると聞いて、韓国映画で泣けるとなるとどんなに重くて暗い映画かなと覚悟してみたら割とガッツリのシリアスというよりはヒューマンドラマのテイストとあとコメディっぽいクスクスっとくる感じがうまく噛み合っていてとても面白かった。
店舗の良さと引き換えにストーリー的なつながりを少し明け渡したというかちょっとシーンごとがぶつ切り感は否めなくて、逆に言うと細かい短編の積み重ねみたいな感じ。
7番房にいる人たちのキャラクターもとても魅力的でキャラの良さが光っていた。狭い牢獄で苦しい共同生活のはずなのにどこか明るさがあるというか和気あいあいとしたシーンが多くなってきて、そこの家族感がめっちゃ良かった。
イェスンがとにかくキュートで可愛げが素晴らしかった。ヨングとの関係性は泣けるしラストへ向かってやっぱり泣かせにきていてまんまと泣かされた。
ファンタジーと現実の境目を無理に描かないことで二人の関係性に集中して物語に入り込めるし、実話ベースをうまく昇華している感じがしてそこも好感もてた。