わた

7番房の奇跡のわたのネタバレレビュー・内容・結末

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

殺人容疑で逮捕、収監されてしまった父親・ヨングとそのむすめ・イェスン、7番房でともに過ごす仲間たちが、彼の無罪を晴らすために奔走する、というお話。

ヨングの純粋で無鉄砲な姿に心を動かされていく人々、イェスンを中心に笑顔や父性が溢れ出す房内、罪人である一方で " 助けたい " とヨングのために奮闘する仲間たち、それはとても優しくて、そしてとても温かい。だけど、その優しさと温かさが、待ち受けるその先の冷酷さを、より一層深めていた。

ヨングとイェスンの、最期のお別れシーンが悲しくて悲しくて、さすがに泣いてしまった。親サイドでみるかむすめサイドでみるかで感じ方が変わってくるんじゃないかなーと思った。親になる日が来るなら、もう一度観てみたいとも思った。

ただ、感動する映画というよりは、悲しい映画という方がしっくり来た。
わた

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