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7番房の奇跡のkazu1961のレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
4.4
▪️Title : 「7番房の奇跡」
Original Title :「Miracle in Cell No. 7」
▪️Release Date:2014/01/25
▪️Production Country:韓国
🏆Main Awards : ※※※
🕰Running Time:127分
▪️Appreciation Record :2020-278 再鑑賞
▪️My Review
本気で泣けます!!冤罪の知的障害者の父親と娘の物語、もう泣かせにきてるとわかりながらも思いっきり泣かさてしまいました。父と娘の愛情と絆をユーモアと優しさと愛情いっぱいで、描いた言葉の通り“感涙作”ですね。
その一方で、型破りな刑務所映画です。先ず現実味のあるエピソードではないシークェンスが多いです。本作は「物事はこうあるべきだ」という先入観を捨てるか、大人のための寓話として割り切るかして鑑賞すべきだと思います。そうすると、あり得ない奇跡を夢のように叶えるストーリーに心打たれる作品だと思います。
本作、『王になった男』などのリュ・スンリョンが主人公を演じ、突然仲のいい父娘を襲う悲劇と、その後刑務所内で起きる思いがけない奇跡を描く感涙作です。無実の罪を着せられ服役することになった父親と、6歳の娘との深い絆が周りの人々の心まで変えていく過程を描いていきます。あまりにも厳しい現実のストーリーであるが故に、ユーモアと優しさと愛情で包み込む物語に波田してしまうのでしょうね。
厳しい現実=権力者、警察権力の横暴。優しさと愛情=主人公の父娘と刑務所内での周囲の温かな人達。このコントラストが本作を厚みのある作品にしています。
そして、感涙の最も大きな要因は、本作でデビューした名子役カル・ソウォン。その可愛いらしさといじらしさ。しかもセリフは本人の肉声かと思うほど少女自身になり切っている。泣く時は本当に泣き、笑う時は無邪気に笑う。普通の子役ではここまではできないだろう演技で涙させられます。
物語は。。。
模擬国民参加裁判で、弁護側の女性(パク・シネ)は、ある幼女暴行殺人事件のえん罪を晴らすために立ち上がります。当時犯人とされ、死刑が確定したヨング(リュ・スンリョン)は、娘のイェスン(カル・ソウォン)と二人暮らし。彼はかわいい娘のために黄色いランドセルを買ってやろうとしていたが、ランドセルは売れてしまい。。

▪️Overview
無実の罪で投獄された知的年齢6歳の父親と幼い娘に起きる奇跡のような物語を描き、韓国で大ヒットを記録したドラマ。もうすぐ小学校に入学する少女イェスンは、子どものように無邪気な父ヨングと2人で、貧しくも幸せな毎日を送っていた。ところがある日、ヨングが女児を誘拐・殺害したとして逮捕されてしまう。ヨングが収監された7番房の仲間たちは、彼とイェスンを会わせるためにある計画を思いつくが……。「王になった男」のリュ・スンリョンが、娘を愛する父親役を熱演。(引用:映画.com)

出演は、リュ・スンリョン、カル・ソウォン、オ・ダルス、パク・ウォンサン、キム・ジョンテ、チョン・マンシク、キム・チョン。
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