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7番房の奇跡のkiritoのレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
4.5
【無実】

コメディでなければ到底耐えられる内容ではない。

警察庁長官の娘が死亡した。犯人は現場にいた知的障害の男として死刑判決が下される。

涙なしには語れない傑作。
実際はこんなに房の中は優しくないし、看守も甘くないし、課長に至ってはこんな人徳者はいない…という現実とはかけ離れた設定でありながら、最後は文字通り涙が止まらなかった。

韓国映画特有の権力の胸糞悪い部分はそのままに、仲間との絆、人の優しさ、リベンジ譚をふんだんに盛り込んだ欲張りセット。

何よりイエスンが天使。

※最後のイエスンの司法修習という立場を利用しての裁判がとにかく泣ける。
彼女は立派な弁護士になる。

2020.5.16
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