たかの

7番房の奇跡のたかののレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
3.5
知的障害者の冤罪事件というシリアスなテーマだけど、リアリティラインが低くツッコミどころが満載。

このツッコミどころを許容できるかで評価がかなり変わると思う。ぼくは許容できなかった。

いやどうなんだろう。調べたら韓国で歴代8位の観客動員をした大ヒット映画だと知って自信がなくなってきた。

ぼくは勝手に「リアリティラインが低い」と思ってるんだけど、まさか韓国の司法制度や刑務所事情に沿った内容ではないですよね?

だから、たとえばこの映画が韓国ではなくカンボジアの映画で「実話に基づいた物語です」とか言われていたら、ツッコむことなく見れてボロ泣きしていたと思う(カンボジアごめん)。

逆にこの映画の設定が日本だとしたら「いやいやありえないわ笑」だし、つまり韓国の司法・行政はさすがにここまで酷くないだろうと思っているからツッコミを入れてしまう。

とはいえ、韓国で大ヒットしているという事実を鑑みると「え?もしかしてある程度リアリティあるの?」とかちらっと思ったり。。。

まとめると、
テーマのわりに細部にリアリティを感じず、かなりベタな演出が多く、わかりやすいお涙頂戴演出にちょっと覚めてしまいましたが、まずまず面白かったです。

コメディタッチの部分は好きでした。一緒に見た家族は涙流してました!
たかの

たかの