ヤクルトホールでの試写会にて鑑賞。
チャン・ツィイー目当てで観た。
観ていて結構面白い人間ドラマであった。
女たらしの男(チャン・ドンゴン)と悪女(セシリア・チャン)が、ある賭けをする。
女ったらし男が、とある貞淑な未亡人(チャン・ツィイー)と寝ることが出来たら悪女は男のものになる、という賭けであった。
その3人に、若いカップルがからんで、なかなかスリリングな展開を見せてくれる。
チャン・ツィイーは、『初恋のきた道』から比べれば、相変わらず清楚さをキープしているあたり好感が持てた。
さて、この映画で気になったのが、映画の描いた時代が時代なのであるが、途中で「日本が侵略」のビラを配るシーンでは、現在も中国が日本固有の領土に侵略している現実を思い出させて、シラケる場面であった。映画の中で、現在進行中の政治関連描写をすべきではないだろう。