ちくわ

危険な関係のちくわのレビュー・感想・評価

危険な関係(2012年製作の映画)
3.6
2016/01 DVD

1931年、女性実業家として成功したジユ(セシリア・チャン)。恋人が小娘との婚約を発表し、プライドを傷つけられる。そこで友人イーファン(チャン・ドンゴン)に残酷な復讐(ふくしゅう)を依頼した彼女に、彼は純潔な寡婦フェンユー(チャン・ツィイー)との情事を成し遂げる賭けを提案するが……。(シネマトゥデイ)

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セシリアが大人の女になってて驚いた。あと声が吹き替えですね。韓国人のドンゴンは普通語地声なのにwww
まあとにかく美しい人達だった。
そしてチャンドンゴンはやっぱり上手いなあ、と思う。自嘲気味に笑うお芝居は癖なのかもしれないけれど、涙を溜めてる時と立ち去るその時の笑い方が、動作的には同じなのに全く違う感情がでていてすごいw(ちょっとチンピラ感を醸し出す芝居ですが)

お話はなんていうかジユの一人負けという感じ。愛の復讐の為に始めたゲームなのにそのパートナーにすら心を移されるという…イーファン本人が気付かなかった感情を感じとっていたあたり、ジユのその愛情に対する幻想や敏感さは、本当は元恋人のことを心のどこかで愛していたからなのかも知れないなあと思った。

テーマや説教的な何かが見えてくるようなお話ではないけれど、業が深くてなかなか面白かったです。

1/6/7
ちくわ

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