やん

キリングゲームのやんのレビュー・感想・評価

キリングゲーム(2013年製作の映画)
3.0
無駄を排したシンプルな作りは評価出来る。上映時間85分という尺も良い。戦争の惨さを“あらゆる痛さ”をボカさず見せきることでキチッとした反戦映画にもなっている(現在ヒット中の情緒過多な某クソ零戦作品とはえらい違だ!)。互いに戦争で心に深く傷を負った男二人の“戦争の続き”が如くマッチアップも攻守逆転のテンポがよく見応え充分。が、如何せん展開に捻りが無さ過ぎるので正直途中で飽きた。そういう意味で上映時間は85分で限界。制作側の選択は正しい。それにしても今作でのトラボルタは良い。東欧に感じる独特の泥臭さ、野暮ったさ(東欧の方に失礼だね!)を放つ。彼だけでも一見の価値アリ。デニーロは役の年齢設定に無理がある。十数年たってあの歳とは...ない。
やん

やん