壁炒飯

インシディアス 第2章の壁炒飯のネタバレレビュー・内容・結末

インシディアス 第2章(2013年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

満足度高い😇
1からの続きだが、プロットの強度が高く伏線回収のため前後する物語でもテーマ性がしっかり伝わってくる
ホラーよりミステリー的な側面が強く、作品の完成度も高いため前作のカオス感は薄まっている
個人的には前作のテイストにハマっていたため、若干寂しさを感じるが別のベクトルでこの作品も同じくらい好き

冒頭、指を指したら開く扉…の直後、鳴り始めるbgmからのタイトルバックがめちゃアガる
ミッドサマーでも思ったがタイトルバックがカッコいい作品はもうそれだけでありがたい
過去編のエリーズもジョシュのマッマも綺麗すぎですありがとうございます

前作の“彼方”の設定が拡張されたようなストーリーもめちゃめちゃいい エリーズは彼方にいて辛くないのだろうか…と再登場と共に思ってしまったが、死んだとは思えない程パワー全開物理で攻撃してるしお茶目するラスト見ると幽霊力強いと割と居心地いいのかもしれない
ちなみにもう一度最初から見ると、取調室の写し方もこれ“彼方”感あるなと思えましたね…🙄
ホラー感は薄まったのだがコメディ感は薄まらず、徹底的に音を活かした演出、シチュエーションのアイデアが溢れていて正統続編感が強い
例の二人組の活躍シーンに伴いpov要素も追加されており、それがちゃんと怖い
質感もこだわって作られており低予算ではないだろうが、パラノーマル・アクティビティ感ちゃんと出てる

でもエリーズの首の傷がジョシュと合わなかったのはなんでなんでしょうか…冒頭、若エリーズを傷つけたから“彼方”からの物理攻撃も可能だよってこと?
完成度高い作品だけに“次作へ続く!”みたいな終わり方もモヤモヤする
キャラの数が倍増してて若干渋滞気味 犯人も犯人の母親もインパクトあるためもっとこのキャラ観たいという気持ちが膨らんでしまう
伏線に必要な説明シーンが多く雰囲気を損ない欠けている…がそれでも全く違和感ないしカメラワークが巧みなのか飽きない作りになっている

ジェームズ・ワン氏の作品を時系列順に追っている訳では無いので間違ってるかもしれないが、80年代とかのホラーに見られた色付きのライティングを取り入れたのはここら辺なのかなと思ったり…
同氏の映画のマリグナントがめちゃくちゃ好きなんですが、照明然りそれと同じ監督の好きな映画の要素が散見されるのがすごく嬉しい
ピアノのシーン良かったな 願わくばスタッフロールでフルが流れてほしかったかもしれない 歌詞も知りたいですしね…
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