ともぞう

ある精肉店のはなしのともぞうのレビュー・感想・評価

ある精肉店のはなし(2013年製作の映画)
3.6
自分達が育てた牛を自分達が捌く。
牛の頭をハンマーで叩き、牛がぺシャと崩れるシーンは衝撃。その後、家族で感傷に浸ることもなく淡々と精肉していく。
嘘くさい動物愛護などは語らず、生活の糧であり、生業。我々は他の動物の生命を頂きながら生命を繋いできた。ただ、それだけ。
同和問題も語るが必要以上に煽らないのが好感。

〈あらすじ〉
大阪府貝塚市にある北出精肉店では、牛の飼育から食肉処理、そして販売まで全て家族の手で行っている。彼らは4人で呼吸を合わせながら熟練の手つきで牛を解体し、その後、肉は店舗に運び込まれ、きれいに切り分けられて店頭に並ぶ。7代目として家業を継いだ兄弟だったが、2012年3月には102年も代々使われてきた食肉処理場が閉鎖される。
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