すなみ

ある精肉店のはなしのすなみのレビュー・感想・評価

ある精肉店のはなし(2013年製作の映画)
3.7
屠畜を営み、生産直販をしているある精肉店の話。
様々な動物の命に支えられて人間は生きている。
牛肉が家庭の食卓に並ぶまでには、相当な手間がかかっているんだなぁ。

屠畜の光景を見られたのはいい経験だった。
腸を開けたときにみちみちに牛の糞が詰まっている画がよかった。
糞なのに、なぜか神秘的に感じた。

市立の屠畜場は閉鎖。それに伴って屠畜は辞めることになる。
現代の屠畜は、大規模な工場でやっているらしい。
ここでも大資本が個人経営の店を排除していくのか。

大阪の部落、差別問題にも触れている。
映画は、継承がひとつのテーマになっていると思った。
過去から未来へ。
今の世代から次の世代へ。
すなみ

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