鍋レモン

インターセクションの鍋レモンのレビュー・感想・評価

インターセクション(2013年製作の映画)
3.8
⚪概要とあらすじ
砂漠のど真ん中に取り残された6人の男女の運命を描いた、リュック・ベッソン製作によるサバイバルサスペンス。

モロッコへ新婚旅行にやって来た夫スコットと妻テイラー。テイラーは愛人トラビスと共謀し、スコットの殺害を企んでいた。しかし殺害計画は車の多重衝突事故を引きおこし、居あわせた人々は人里離れた砂漠のど真ん中で立ち往生してしまう。護送中の凶悪犯や赤ん坊を抱いた女性、さらに事故の様子をうかがっていた謎の人物ら、それぞれの思惑を抱えた6人の男女が協力して砂漠からの脱出を図ろうとする。やがてダイヤの存在が発覚したことから、事態は思わぬ方向へと転がっていく...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“生き残るのは誰だ! 消えた数億円のダイヤの行方は?”

「どこへ行くつもりだ? 刑務所はあっちだぞ」

⚪感想
どんでん返し系サスペンス作品。

前に午後のロードショーで鑑賞したことがあってかなり記憶に残っていた。

製作は私が大好きなリュック・ベッソン。監督、脚本というわけではないのでそこまでリュック・ベッソンらしさはない。
俳優さんの中でも女性陣はいつも選び方が絶妙な気がする。
製作総指揮、製作、監督、脚本と色々あると有名な人の名前が使われちゃうよねってやつ。

二転三転を超えた連続の驚きの展開の物語が最高。
最後の最後までどうなるか分からないハラハラドキドキ感とモヤモヤとスカッとが交錯する。

冒頭のカーチェイスが良かった。

登場人物がほぼ悪人そして知らないキャスト陣。

前半砂漠だが飽きさせずどんどんと情報が。

どんでん返しとは言うものの内容が若干絡まりすぎてて分かりづらい部分も。
それによって理解できなかったり、曖昧さが結果として低評価に繋がっているっぽい。

フランス映画という感じはしないけどハリウッドでリメイクして欲しい。
サレイはジェイソン・ステイサム一択。



⚪以下ネタバレ



ラストでカメラのフィルムが発見されるシーンがなくなってた。
上手くいっていたけど写真でバレてしまうだろうみたいな終わりだったはずなのに。

テイラーの悪女っぷりが最高。夫であるスコットを殺そうとするし、バレそうになれば浮気相手のトラビスを殺そうとするし、バレちゃえばトラビスを再び利用しようとしたり、お金がチラつけばべナムやオードリーと組もうとする。
俳優さんの選び方も絶妙。

スコットはスコットでクソ野郎増し増しなのでスコットとテイラーは割と良い相性。
トラビスは上手く利用された上に殺され運が悪すぎる。
スコットは詐欺師みたいなこともしていたのかな?パスポート沢山持っていたし。

まともなのはサレイと赤ちゃんのみ。サレイは終始謎の人物だけど実は赤ちゃんの母親の現在の恋人。復讐のために来たって感じ。

サレイの車の修理の腕前。卵とパンが万能過ぎたし面白い演出。

以下ストーリー。
ハネムーンで夫スコットを不倫相手トラビスと共に殺そうと考えている妻テイラー。次の日、スコットは計画を変更し道をそれたためトラビスの車とカーチェイスになる。その結果、見えないところにいた車を巻き込み大事故に。スコットもテイラーも軽傷だったがトラビスは気絶。スコットの車に轢かれた男性は死亡。手錠をかけられていた男ベナムは男性を殺し、赤ちゃんを抱えていた女性オードリーと運転手の男性が乗っていた車もタバコを捨て燃えさせる。そして突然バイクが壊れたというサレイが来る。スコットはサレイを信用する。テイラーはトラヴィスに真実を話されることを恐れ殺そうとするがべナムが来てしまったためやめる。トラビスが目を覚まし、トラビスがスコットのスパイだったことを知る。オードリーはテイラーに赤ちゃんについて教える。その後トラビスがべナムに殺され、べナムがサレイに殺される。そのため4人で帰宅するも途中でテイラーどこかへ行ってしまう。テイラーは金庫の中身を持ち逃げし、タクシーでエッサウィラへと逃げる。またサレイもオードリーをエッサウィラへ送ろうとしていた。だがオードリーはボスにサレイがダイヤを持っていることを電話で告げる。ボスがサレイをボコボコにするも、オードリーはテイラーとも組んでおりテイラーがボスを殺す。しかし、サレイはオードリーの赤ちゃんの実の母親の恋人であり子供を奪い返しに来ていた。オードリーは警察に捕まり、テイラーはスコットに殺される。ラストはスコットとサレイが目線で伝え逮捕を回避。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。(20180714)
午後のロードショーで鑑賞。
鍋レモン

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