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ネットストーカーのtmcてむしーのレビュー・感想・評価

ネットストーカー(2012年製作の映画)
2.0
The・OCで知られるミーシャ・バートンがめちゃめちゃに可愛い


ストーリー
10代の若者エイデンはストーカー被害にあっていたが、自身の危機感が薄かったことが原因で両親を殺されてしまう。
13年後、画家になったエイデンは名前を変えインドア生活を続け、インターネットと距離を置くことで身の安全を守っていた。
しかし、過去のストーカーがまたエイデンを追っていることがわかる。


主演のミーシャ・バートンが可愛く、お相手ポール役のマルコ・グラッツィーニもイケメン。
この2人が主演なので美男美女のラブロマンスが見られる。
それ故になんとか成り立っているような、ツッコミどころ満載の映画だった。

10代のエイデンへのストーカー被害を訴える母親の911から始まり、両親の心配(多少過剰に見える)に反して危機感のない本人が印象的だ。
13年後は両親を殺されたトラウマからか多少危機感を持っている(というよりネットアレルギーになっている)が、相変わらず家によく知らない男を招き入れて2人きりになるなど
お前は何を学んだんじゃーい!とツッコミたくなるキャラクターだった。

2012年作成の映画なので、もっとSNS関係が絡んで来るかと思ったが全くそんなことはなかった。
フェイスブックの公開が2008年、2012年には普及していてもおかしくないし、トラウマでネットアレルギーになるよりジワジワとネットで追い詰められていく映画の方が良かったのでは?と思わなくもない。
私達が想像するネットストーカーはSNSやPCへのクラッキング、乗っ取りなどを通じてのストーカーだと思うが
この映画での「ネットストーカー」は、エイデンの主治医をインターネットで検索して診療予約を入れたり(…)
エイデンの家の電話回線をオフラインにしたり(…)信号機をクラッキングして事故を起こしたり(!!)など
ゲームの世界かよ!!!!というレベルのことをやる。

冒頭に「このお話は実話を元にしたお話です」的なアナウンスが入るが、全然現実味がない。
信号機をクラッキングする人ってそんな頻繁にいないと思う。
強引なミスリードが何度かあるが、やってることが無茶苦茶すぎる故に犯人がわかりやすすぎる。
(もともと登場人物が少ないので、わかりやすいというところもありますが)

ミーシャ・バートンを見る目的の映画といっても過言ではなかった。
あと原題の"OFFLINE"のままの方がカッコ良かったのでは?と思う