くじら

ミスティック・アイズのくじらのネタバレレビュー・内容・結末

ミスティック・アイズ(2011年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

兄役のカンバーバッチ目当てで鑑賞。
 戦争から帰った弟や虐待されて育った兄弟が内包する狂気や友人との不倫、不妊治療のことなど、段々ネジが噛み合わなくなっていくような作品。静かで、小さな規模で起きる愛憎劇みたいに感じた。
 最初戦争帰りの弟が夢遊病など、少し問題を抱えているのかと思っていたら、兄の方も虐待されていた過去や弟との喧嘩など、また犬に鶏をけしかけたり、本当は自分が母を突き落としていたり、不妊の原因を妻だと嘘をついたりと信じられなくなっていく。妻は自分に気がある友人に抱いてもらい、結末ではみな笑顔で、夫婦は赤ん坊を抱えて終わる。

感想
 不穏さの出し方はいいと思う。ただ結局その不穏さに答えが出るわけでもないので少しもやっとした気持ちになった。
くじら

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