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胸騒ぎの恋人のRIOのレビュー・感想・評価

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)
3.8
想いが近づくマシュマロの甘さ
恋とは儘ならない

甘えの強そうなニコラには優しいフランシスとマリーに大事に想われて心地よさそう

なんかマリーの服が気になってたとこにフランシスに君は着るものが古い ヴィンテージだからといって良いってもんじゃないと言ってくれたので安心した

グザヴィエ・ドランのファッションはボーダーが多かったけれど全てセンス良い
それに予算がないためにドランの自宅とよく行く店で撮影したらしい

フランシスはニコラが好きだから
ちょっとした彼のリアクションと言葉のニュアンスに心臓が止まりそうになっている
見ていて手に爪を立てちゃいます

bang bang *-*っていう歌詞の歌はレトロな強烈な印象で3人が仲良くなっていくスローテンポにも合っていた
負けられないキメの勝負スタイルに美容院でジェームス・ディーンの写真を黙って渡すのは良かったなぁ

ニコラはあまり話さないけど気持ちの動きが分かりやすい
マリーとフランシスのダブルで睨みは凄みがあってマリーのヴィンテージが効いてました

カメラの寄ったり離れたりが感情を持っているようで面白い
ドランは幸福も不安な心の声もしっかり捕らえてる
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