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胸騒ぎの恋人のfmkのレビュー・感想・評価

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)
3.7
ドラン作品はMammyに次ぎ二作目の視聴。独特なカメラワークやスローモーション、鮮やかな色彩、光の使い方が印象的です。あと音楽の効果も◎

ニコラというイケメン男子への叶わぬ片想いを描いた作品。
どうしようもなく好きで、一生懸命に気を引こうとするけど、うまくいかないもどかしさややるせなさがすごく伝わってきます。一直線に恋愛しているとき、感情をうまくコントロールできずに自分の醜い部分が出てしまう滑稽さってあるよなぁと共感しながら観てました。成熟しきっていない、若くて青い恋という感じです。

個人的にウォンカーウァイ監督の芸術作品のような美しい映画が好きで、アジアと欧米で文化は違えど、ドラン作品にも同じような感覚を覚えました。
後々調べてみると、ドランが参考にしている好きな作品の一つに「花様年華」(カーウァイ監督作品)を挙げていたらしいから、インスピレーションを受けているんですね!納得(^^)

また好きな映画が一つ増えました♪
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