ナマラマナ

それでも夜は明けるのナマラマナのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.0
感動作ではありません。
ワリと淡々とストーリーは流れ、そうね、それでも夜は明けるんです。
黒人の奴隷ものストーリーといえば、思い出すのは、むかーしむかしのTVドラマ「ルーツ」ですねぇ(古っ!ははは)
この映画を観て、「自由黒人」という人たちがいたことを知りました。
でもね~、肌の色が違うだけど同じ人間なのに、奴隷を私有物、私的財産ってどうして思うことができるんだろう。
人は時として、他の人を見下すことで自分の存在位置を認識しようとします。それがいじめであったりするわけで。
それにしても酷すぎる話です。
今でもその差別は残っているのも信じられない。
ブラピが出演していると聞いたんだけど・・・いつでるのかな?って思っていたら・・・ちゃんとおいしい役をしていました!
それに主役を演じたキウェテル・イジョフォーって・・・「キンキーブーツ」でドラッグクィーンを演じた人じゃないですかぁ!!
出演者全員がいい演技をしていました。憎々しい残忍な農場主、奴隷制に疑問を持ちながらも流れにのってしまう気弱な農場主。サディスティックなレッドネックたち。
あーーこの人!って素敵な俳優勢ぞろいでしたねぇ~。
アカデミーで作品賞を受賞するのにもうなずけれます。
ラストでは、感動するべきところなんだろうけど、なんかモヤモヤが残りました。
この話は本人が書いた自伝です。こういうこともあったということを知るべきだと思います。
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