ゴーディ

それでも夜は明けるのゴーディのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.3
1800年代奴隷制度のあるアメリカ南部で起きた衝撃の実話。

とてつもない映画だった。
実話であることが衝撃というよりかはそもそも奴隷制度を映像として見せられることへの衝撃が強い。
マイケル・ファスベンダー演じるエップスが発する"所有物"という言葉。同じ血の通う人間である事を自覚した上で物のように扱う。もっと言えばそれを逆手に取って支配する。法律という無味乾燥したものの前には人間の理性は無力なのだと痛感させられる。観ていて痛く、苦しかった。

ブラピの言葉のように"1人の権利は全員の権利"であることが当然の社会になる事を切に願う。
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