トニートニーチーボー

それでも夜は明けるのトニートニーチーボーのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.9
すばらしす。
自由黒人とか知らなかったし、歴史の勉強になったし、またさんと喋りながら見るのとっても楽しかった。

おおむね1619年から1865年の南北戦争おわりまでアメリカで続いた黒人奴隷制。南部の1/4の白人は奴隷をもっていた。
南部は奴隷つかって綿生産してイギリスと貿易してた(自由貿易)、北部は綿の輸入を抑える保護貿易希望。7の州がアメリカから独立するって言って始まった、アメリカで65万の死者が出た最大の戦争。リンカーンが奴隷解放宣言1863。

ちなアメリカ建国は1776年。
アフリカから直アメリカじゃなくて、ブラジルやカリブ海諸国に送られて奴隷労働に馴染んだらアメリカに送られてたとのこと。なぜ黒人がカリブ海や南米にいるのか納得。

黒人の人たちはどう観たんだろう、映画館でみんな黙って見れる映画では無くね?しかし同じ祖先といえど歴史は他人なのか、私的には現代黒人にとっては今自分に起こる差別がなければ乗り越えられる気もしたが(原爆が、平和を唱える理由にはなるが、とはいえ他人事であるように?)、まだまだ怒れるのか、そこらへんの現代黒人の感情や、元々あった文化、奴隷として壊された部分の大きさなど、いつか知りたい。

個人的に好きだったシーンは、インディアンと黒人が出会って踊ったり通じ合うところ。
演技すごかったね。映画っておもしろい&有り難い。

人類の多人種への感覚は生まれたてで、黒人への理解とか立場は、もう少し時代を経て代わっていく気もする。アジア人が賢さで台頭しているように。