ゆきみ

それでも夜は明けるのゆきみのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.9
胸にズシンと来る映画だった。
スコアの数字じゃ表せない…この…恐ろしくて惨い歴史への嫌悪感…というか…適切な言葉が見つからない。とにかく、あってはならないこと。事実に基づくということがあまりにも苦しい。

2時間通してずっとずっと苦しい。だけど、観てよかった…というか、観なきゃいけない映画だったと思う。

なんであんなことが出来るんだろう。でも…似たようなことが今この現代ですら世界のどこかでは起きてるのかもしれないし、悲惨なことなんて山ほどある。なんで誰もが幸せにはなれないんだろう…とか、考えてしまうけど何も出来ない自分が嫌になったりもする。
こういう歴史をちゃんと知って、少なくとも自分や周りの人間は善くあろうとすること。知識や教養を身に付けるってそういうことかなぁ。

映画としては映像の余白の使い方が秀逸。作品によってはテンポが悪いって思うこと多いけど、この作品はそれによってリアルさが増してたと思う。

あと後半に出てくるブラピの圧倒的強者感。オーラがちゃいすぎてめちゃめちゃ印象的。すき。
ゆきみ

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