暗澹たる物語。イジョフォーの悲しい眼差しが、冷たい鞭の音が、こちらまで痛みが伝わる迫真でした。自由黒人と奴隷の違いは紙一枚。日本人には史実や解説だけでは解せない点も、自国では実績通り価値ある映画ということでしょう。
ブラピの役柄とラストの早足が少し残念。いったりきたりのストーリーなので結末に期待し過ぎました。しかしながら苦境に苛む長回しはなかなかの迫力です。
なにわともあれ、明けましておめでとうございます。昨年は皆さまのおかげで映画を存分に楽しむことができました。今年も素晴らしい作品にたくさん出会えますように。2015年もよろしくお願いしますm(__)m