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それでも夜は明けるのぴーとのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.5
頭で理解はしているつもりだけど日本で暮らす日本人としては身近な問題ではなくどこか他人事である黒人への人種差別の根の深さってものの片鱗を見ることができたのかなと思います。
思わず目を背けたくなるような目を疑うようなシーンがありますがこれが歴史の現実。そしてこれもほんの一部。

黒人の人って身体能力高いしスキンヘッドでもかっこいいなという印象があり主人公のソロモンもバイオリンは弾けるし頭は良いし肉体労働でもより効率の良い意見を出し実行できるほどの優秀さをもつ、しかし劇中の黒人は例外なく人間扱いすらされない。家畜のように売買される奴隷の売買のシーンは衝撃的なものでした。

差別問題としてまず知ることからはじめるのもいいと思いますし、洋画を観てると黒人差別を扱うものは冗談レベルから深刻なものまで見かけることが多いのでこの映画で差別問題の根の深さに触れられてよかったです。

蛇足ですが新庄剛志さんがメジャーリーグ時代にコーヒーを飲んで「苦~!」って言ったら黒人に怒られたって話を思い出しました(笑)海外に行くことがあるかわかりませんが気をつけなきゃな…
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