阿飛

マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン ~モード界の革命児~の阿飛のレビュー・感想・評価

4.0
2000年代前半のヴィトンのコレクションに向けて準備をしているマーク・ジェイコブスが観られます。
デザイナーを追ったドキュメンタリーには色々なスタイルがありますが、やっぱりコレクションに向けて格闘しているものが観ていてワクワクして楽しいです(「ディオールと私」のラフ・シモンズとか)。

彼がCreative Hierarchy(クリエイティブ業界の階級)について語るシーンが印象的です。
アートは頂点で、ファッションは最下層だと彼は考えていると言います。業界に漂うこの認識は何なのでしょう。オートクチュールとプレタポルテと両方あるからか?
入り口として、という意味ならいいなと。

彼が普段どのように生活しているのかが垣間見えるのですが、いつ寝ているのかだけ最後まで謎です。大詰めの時期などみんなして連日徹夜しているのですが、彼はあんまり疲れて見えないのはなぜ。
プロテインバーに秘密があるのかもしれません。
個人的に喫煙名場面集は大好きでした。
全般的にあえてチープな感じに編集してある気がするので、それが好きじゃない人には少し苦痛かも。
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