「最初の1時間は真実である。」
虚実をないまぜにしたペテンと詐欺と嘘についての映画。
贋作画家エミリアと偽の伝記を書いた事で有名になったアーヴィング。一番胡散臭いのが語り手オーソンウェルズというの…
◎ 偽物ってわかっていても本物って信じたくなるような奇術の魔力が宿っている。
わかっていてもオーソン・ウェルズの手のひらの上で踊らされる、踊りたくなるような感覚。
真剣にふざけている。
虚構と真実の…
「本物より本物らしい偽物は、本物だろう」の話をしている中で、ピカソとオヤのエピソードに出てくるバインダー越しに覗き込む写真のピカソの目のマジさ、あれは明確にニセモノとわかっているものが確かにホンモノ…
>>続きを読むフェイクでキャリアを始め、フェイクで業界を追われたオーソン・ウェルズの遺作が本作なのはアツいなと思いつつ、単純にこんな映画見たことない!という驚きに尽きる。
全部フェイクという危険な絶望ではなく、む…
これは映画だろうか。
会話も視線の交錯も、長回しによる真性の証明が肝要な視覚的詐術すらもモンタージュによって構成されている。これが『市民ケーン』や『黒い罠』の奥行きのあるショットを作り上げたオーソン…
手品オープニング
贋作と本物、真実と虚構、その価値本質に纏わる議論の映画を通した解釈は、数々のドキュメンタリーなどの映像で既に観てしまっているから、当然なんだけど新しさみたいなものはなく
興味深いと…