オーウェン

ウォルト・ディズニーの約束のオーウェンのレビュー・感想・評価

3.1
簡単に訳すと「メリー・ポピンズ」製作秘話なのだが、焦点が与えられるのは原作者であるP・L・トラヴァース。

生来の頑固者のためウォルト・ディズニーは20年かけてトラヴァースの原作を口説いていた。
あれこれ難題をつけてくるトラヴァースにすっかり翻弄されていくが、彼女の過去に原因があった。

エマ・トンプソンが実に厭味ったらしく演じているが、原作と映画の関係が幸福だとは限らないというのははっきりとわかる。
思い入れがあれば尚更であり、その辺を上手く映画化している。

エンドロールでもありありと嫌さ加減が見えるが、この映画は結局トラヴァースを持ち上げるのではなく、映画化できたディズニーがすごいのだと言われてるようで何だか物足りない。
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